カフェインを使って、記憶力を増加させ勉強に役立てるということを考えている学生の皆さん。カフェインを摂取して、勉強するよりも睡眠時間をしっかりととって、長期記憶につなげるほうがよっぽど効率的だと思います。睡眠不足はむしろ記憶力低下を引き起こします。

カフェインによって強化されるのは海馬であり、短期的な記憶力の強化をする

カフェインは、長期的な記憶を保つものではありません。
しかし、短期的な記憶力の強化、例えば間違い探しをするときには非常に有効です。
長期的な記憶と短期的な記憶の違いは、睡眠をとった後に重要な情報であると判断されたものだけが長期的な記憶として保存されるという点です。

睡眠と記憶力の記事でも紹介しましたが、睡眠の質が低いと記憶として定着させることは難しいです。

つまり、活性化されているのは記憶ではなく海馬

記憶力といえば長期的な記憶といえるでしょう。1か月前の1日の行動をすらすらと言えたら記憶力がいいと思いますが、昨日の行動をすらすら言えたからと言っても記憶力がいいかは疑問が残りませんか?

海馬が活性化されて伸びるのは昨日の行動をすらすら言えるという部分が伸びています。なので、目指す記憶力が伸びているのかどうかでいうと、微妙ですね。

しかし、長期的な記憶にするも短期的な記憶にするもその日の出来事はすべて海馬に一時保存されます。一時保存されたデータを長期的な保存に移行するのは、睡眠中に行っています。

長期的な記憶も、短期的な記憶も同じ場所に一時保存されるということです。

カフェインは短期的な記憶力を上げるが、過剰摂取は短期的な記憶力すら下げる

カフェインは交感神経を刺激し、優位にすることによって緊張感や集中力を高め短期的な記憶力の強化を行います。

カフェインには副作用もあり、睡眠不足に陥りやすくなるということです。過剰摂取をすることで、交感神経から副交感神経に切り替わることが難しくなり、睡眠不足となります。

その睡眠不足が記憶力の低下、つまり海馬の活動が抑えられるということにつながります。目を覚ますために、コーヒーを飲んでいるはずですが、むしろ逆効果となる可能性があります。

特に、夜勉強しているときに眠いからといってコーヒーを飲むということは避けるべきだといえるでしょう。明日のあなたの短期的な記憶に影響を及ぼし、繰り返されることで、長期的な記憶が弱るだけではなく、短期的な記憶すら残りづらくなります。

睡眠をとることが何よりも記憶力を伸ばすのに必要なことであること

コーヒーを記憶力の強化に使うのは仕組みを理解してから増強剤というイメージで使ってください。

短期的な記憶にすることが多くできれば、睡眠中に長期的な記憶になる可能性が格段に上がることは間違いないでしょう。しかし、睡眠の質が低下していたり、睡眠時間がそもそもで足りていない人には、記憶力はどんどん落ちてしまいます。

カフェインが原因で記憶力が低下する

結果として、短期的な記憶力も失ってしまうようであれば、眠いからと言ってコーヒーを飲むのではなく、そもそもその眠気の解消に動いたほうが良いでしょう。

そして、コーヒーを飲むことで朝にはしっかりと交感神経を優位にすることで、むしろ睡眠の質が上がる可能性もありますので、有効にカフェインを使ってみましょう。

睡眠の質を上げる方法はさまざまありますが、9つの注意点をまとめた記事がありますので、興味のある方はこちらをご覧ください。